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公衆衛生トピックス(スクリーニングと先天心疾患死亡、ホルモン避妊と乳がん 他)

7 感染症 1 教育教材 2018.02.14

12月5日 重篤な先天性心疾患の新生児スクリーニング対策実施の早期乳児心臓死との関連 (米国医学会雑誌/米国)
重篤な先天性心疾患による早期乳児死亡率は、州が義務的に(パルスオキシメーターによる)スクリーニングを実施した後で、スクリーニング対策を実施前の期間または実施しない州と比較すると、33.4%(95%信頼区間10.6-50.3)減少し、絶対減少数は出生数10万当たり3.9(95%信頼区間3.6-4.1)の死亡であった。
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2664999?redirect=true

12月7日 現代のホルモン避妊と乳がんのリスク (ニューイングランド医学雑誌/デンマーク)
ホルモン避妊の使用したことがない女性と比較して、ホルモン避妊の現在または最近の全使用者における乳がんの相対リスクは、1.20(95%信頼区間1.14-1.26)であった。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1700732

1月12日 乳幼児におけるジカウイルス感染による小頭症の関連と出生有病率 (ランセット児童思春期保健誌/ブラジル)
追跡時に小頭症のある乳幼児は、対照乳幼児と比較して、より若く(オッズ比0.5、95%信頼区間0.4-0.4)、最近ジカウイルス感染があり(21.9、7.0-109.3)、または妊娠第一期に母親にジカ様症状がある(6.2、2.8-15.4)傾向があった。ジカウイルス感染と乳幼児年齢が調整されると、小頭症と母親の人口統計値、薬物、毒物、他の感染症との関連は見つからなかった。
http://www.thelancet.com/journals/lanchi/article/PIIS2352-4642(18)30020-8/fulltext

1月26日 集団生活において発生した侵襲性髄膜炎菌感染症事例 (姶良保健所)
「患者と同室」の9人のうち1人は発熱・咳・肺炎症状のため入院した。喀痰塗抹でグラム陰性球菌陽性であったが, 咽頭培養・血液培養は陰性であった。他と比較して発熱・咽頭痛の強い症状があった1人は, 喀痰塗抹でグラム陰性球菌陽性であったが, 咽頭培養・血液培養は陰性であった。残り7人のうち6人は発熱・咽頭痛があり, 喀痰塗抹でグラム陰性球菌陽性であったが, 咽頭培養は陰性であった。無症状の1人を含む8人には予防投与が行われた。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2425-related-articles/related-articles-455/7789-455

国立感染症研究所から「麻疹の発生に関するリスクアセスメント」が出されています。
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/measles/measles-ra-180124.pdf
国内における感染拡大の防止のためには、麻疹患者の適切な診断と迅速な報告、1 例でも報告された時点で各関係機関の協力のもとで行う迅速な接触者調査と対応、また地域医療機関への情報伝達と一般国民に対する予防のための啓発が必要である。特に事例が広域となるおそれのある場合は各関係自治体間の情報共有も重要である。
ワクチンについては、抗体保有率は 2 歳以上のすべての年齢群で 95%以上であったが、今後、国内で感染を拡大させないためには 2 回の定期接種の接種率を 95%以上に維持し、麻疹に対する抗体保有率を高く維持することが必要である。

緒方剛


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