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公衆衛生トピックス(炭水化物と死亡、妊婦のインフルエンザ予防接種と入院 他)

7 感染症 5 トピックス 2018.10.30

8月16日 食事中炭水化物摂取と死亡 (ランセット誌公衆衛生/米国)
低い炭水化物摂取(40%未満)と高い炭水化物摂取(70%以上)は両方とも、中程度の摂取よりも高い死亡率を与え、U字型の関連と一致していた(プール化ハザード比、低い炭水化物比率では1.20、95%信頼区間1.09-1.32、高い炭水化物比率では1.23、95%信頼区画1.11-1.36
95%CI, 1.08-1.29)。
https://www.thelancet.com/journals/lanpub/article/PIIS2468-2667(18)30135-X/fulltext

10月11日 妊娠中のインフルエンザ関連入院の予防におけるインフルエンザワクチンの効果 (臨床感染症誌/米国CDC)
地点と季節にわたり、リアルタイムPCRで確認されたインフルエンザ陽性の妊婦の13%が、インフルエンザ陰性の妊婦の22%と比べて、予防接種されていた。 調整された全体のインフルエンザワクチン効果は、妊娠中のインフルエンザに関連する入院に対して40%(95%信頼区間12%-59%)であった。
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciy737/5126390

10月12日 高齢者の肺炎球菌予防接種に関連する因子 (英国医学雑誌公衆衛生/宮崎大)
ロジスティック回帰分析は、3つの変数が肺炎球菌予防接種と有意な関連を有すことを示した。すなわち、医療従事者からの予防接種の勧告(調整オッズ比8.42、95%信頼区間3.59-19.72)、前3シーズンのいずれかにおいてインフルエンザワクチン接種を受けること(調整オッズ比3.94、95%信頼区間1.70-9.13)および肺炎の重症度の認識(調整オッズ比1.23、信頼区間1.03-1.48)である。
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/track/pdf/10.1186/s12889-018-6080-7

厚生労働省から「5類感染症」の改正に関連する通知が出されています。
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T181022H0030.pdf
「後天性免疫不全症候群発生届(HIV感染症を含む)」の様式)を改正し、「診断時のCD陽性Tリンパ球数(CD4値)」を記載項目として追加する。また、 「梅毒発生届」の様式 を改正し、「性風俗の従事歴・利用歴の有無」、「口腔咽頭病変」、「妊娠の有無」、「過去の感染歴」及び「HIV感染症の合併の有無」を記載項目として追加する。

WHOから「コンゴ民主共和国におけるエボラ集団発生に関する国際保健規則緊急委員会の2018年10月会合に関する声明」が出ています。
http://www.who.int/news-room/detail/17-10-2018-statement-on-the-meeting-of-the-ihr-emergency-committee-on-the-ebola-outbreak-in-drc
「国際的に懸念のある公衆衛生上の緊急事態」は現時点で宣言されるきべではないというのが、委員会の見解であった。しかし、委員会は集団発生に深く懸念を維持し、対策活動を強化される必要があり、継続中の警戒が重要であることを強調した。

日本公衆衛生学会において磯理事長から、先月改訂された日本疫学会の標準テキストをお薦めいただきましたので、ご紹介いたします。
はじめて学ぶやさしい疫学改訂第3版 https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524243990/

緒方剛


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