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MMWR(2018年11月2日発刊)

7 感染症 5 トピックス 2018.11.05

CDC発刊のMMWRのハイライトをご報告いたします。

MMWR:November 2, 2018 / vol.67 / No.43

URL:https://www.cdc.gov/mmwr/index2018.html

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1. 出産した女性の既存の糖尿病と妊娠糖尿病の有病率とその変化(米国;2012年〜2016年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/wr/mm6743a2.htm?s_cid=mm6743a2_w
 2016年、既存の糖尿病の有病率は0.9%で妊娠糖尿病では6.0%でした。40の管轄区では年齢と人種/民族で標準化した既存の糖尿病の有病率は0.8%で安定していましたが、妊娠糖尿病は5.2%から5.6%に上昇していました。

2. 薬物乱用とホームレスに関連したA型肝炎の発生(米国カリフォルニア州、ケンタッキー州、ミシガン州、ユタ州;2017年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/wr/mm6743a3.htm?s_cid=mm6743a3_w
 2017年、カリフォルニア州、ケンタッキー州、ミシガン州、ユタ州では1,521例のA型肝炎が報告されました。ほとんどは薬物乱用やホームレスに関連した発生であり、汚染された食物による感染からヒト-ヒト感染に感染経路が移行しているようです。

3. 居住型介護施設の地域別割合(米国;2012年〜2016年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/wr/mm6743a7.htm?s_cid=mm6743a7_w
 2012年から2016年で米国に居住型介護施設の地域別割合は西部では36.4%から40.8%まで増加しました。全ての期間を通じて西部が他の地域に比較して最も高いという結果でした。

(今週の感想)
 A型肝炎の感染経路は日本ではまだまだ大半が牡蠣をはじめとした食物からのようです。日本ではヒト-ヒト感染は数パーセントにとどまっていますが、これが半数以上になるとはアメリカの社会はよほど日本と違うのでしょう。恐ろしいような気もしますが、同様に牡蠣を食べるのもちょっと怖くなります。

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【参考情報】
★CDCホームページ: www.cdc.gov/mmwr
★バックナンバー(過去版): http://www.cdc.gov/mmwr/mmwr_wk/wk_pvol.html

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小佐見 光樹(こさみ こうき)

自治医科大学
地域医療学センター 公衆衛生学部門

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