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公衆衛生トピックス(揚げ物と死亡、コブリック斑と麻しん 他)

7 感染症 5 トピックス 2019.04.10

1月23日 揚げ物摂取の全原因、心血管および癌の死亡との関連 (英国医学雑誌/米国)
フライドチキンを1週間に少なくとも1食を摂取なしと比較すると、ハザード比は全原因死亡では1.13(95%信頼区間1.07-1.19)であり、心血管死亡では1.12(1.02-1.23)であった。揚げた魚貝類については、対応するハザード比は、全死因死亡では1.07(1.03-1.12)であり、心血管死亡では1.13(1.04-1.22)であった。
https://www.bmj.com/content/364/bmj.k5420

2月18日 コプリックの斑点の記載と麻疹および他の発疹疾患の検査診断との間の関連 (微生物学フロンティア誌/日本)
コプリック斑において、麻疹ウイルスは28.2%で検出される一方、風疹ウイルスは17.4%で検出された。 他のウイルスは、斑点を有する7.1%で検出された。
麻疹の診断マーカーとしてのコブリック班の感度と特異度は、それぞれ48%と80%であった。
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2019.00269/full

3月3日 西アフリカエボラ流行の後期における伝播リスクの決定要素 (米国疫学誌/英国)
エボラ治療病棟の診療は、非生存者の二次感染者の38%の減少(罹患率比0.62、95%信頼区間0.38-0.99)と関連していることを見出した。 安全でない埋葬は、より多くの二次感染者と関連していた(罹患率比1.82、95%信頼機関1.10-3.02)。 二次感染者の平均数は、後の世代(平均0.70)と比較して、第一世代の伝播の鎖(平均1.77)においてより高かった。
https://academic.oup.com/aje/advance-article/doi/10.1093/aje/kwz090/5426492

一類感染症に関する検討会から「公衆衛生上特に重要である感染症の国内初症例が発生した場合の情報の公表に係る基本方針について(たたき台)」が出されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03840.html
感染症患者が、他者に当該感染症を感染させ得る時期の行動歴等の情報は、感染症のまん延防止のため重要な情報である。また公表に当たっては、公表したことによる社会的な影響についても十分に配慮し、丁寧な説明に努める。
感染症患者の接触者等の状況把握が出来ている場合 すでに公衆衛生上の対策に必要な情報が収集されているため、最低限の情報を国民に公表するに留めることとする。
感染症患者の接触者等の状況把握が十分には出来ていない場合 公衆衛生上の対策を講じる必要があるため、できるだけ詳細な情報を国民に公表することとする。

(注)感染拡大の防止と人権の尊重との間でどのようにバランスをとるかは、公衆衛生の永遠の課題とも言えます。

緒方剛


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