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MMWR(2019年6月7日)

6 がん 7 感染症 5 トピックス 2019.06.07

CDC発刊のMMWRのハイライトをご報告申し上げます。

MMWR:June 7, 2019 / No. 22

URL:https://www.cdc.gov/mmwr/index2019.html

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1. 在胎週数ごとの母乳授乳(米国、2017年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6822a1.htm?s_cid=mm6822a1_e
48州とコロンビア特別区に居住する2017年の出生児のうち、 超早産児(在胎週数20〜27週)、早期早産児(28〜33週)、晩期早産児(34〜36)、および正期産児(37週以降)の母乳授乳率は、それぞれ71.3%、76.0%、77.3%、および84.6%であった。

2.18〜64歳の癌サバイバーにおける年間自己負担支出と財政的困難(米国、2011〜2016年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6822a2.htm?s_cid=mm6822a2_e
平均して、癌サバイバーは癌のない人よりも年間自己負担医療費が有意に高かった。
全体として、癌サバイバーの25%が医療費の支払いに問題があり、33%が医療費の心配があった。
経済的困難は、保険加入者よりも未加入者の間で多く認められた。

3.蚊の予防と駆除の経験、態度、および実践のためのコミュニティ評価(米国バージン諸島、2017〜2018年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6822a3.htm?s_cid=mm6822a3_e
米国領バージン諸島でジカウイルス感染アウトブレイク、ハリケーン、ハリケーンからの復興に応じて実施された地域コミュニティ評価では、防蚊剤の散布に対する支持はあったが、特定の散布方法に対する支持は様々であった。
ジカウイルス感染への懸念は時間とともに減少した。

4.麻疹排除に向けての進歩(パキスタン、2000年〜2018年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6822a4.htm?s_cid=mm6822a4_e
MCV1(1回目の麻疹混合ワクチン)の推定接種率は、2000年から2017年の間に57%から76%に増加し、2回目の麻疹混合ワクチン接種率は2009年から2017年の間に30%から45%に増加した。
2005年から2018年の予防接種キャンペーン中に、約2億2350万人の子供たちがMCVの予防接種を受けた。
努力にもかかわらず、麻疹混合ワクチンの適用範囲は推奨レベルの95%を大幅に下回り、2010年から2018年にかけて麻疹発生率が増加した。

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(感想)

早産の分類や訳語などが分からず、色々検索していたところ、下記のサイトを発見しました。
<MMWR抄訳(IMICライブラリ)>
https://www.imic.or.jp/library/mmwr/
6/7現在、5/3までの翻訳がなされています。抄訳と記載されていますが、小生の記述よりは詳述されております。

早産児の授乳は、搾乳して経管栄養等を行うそうです。本邦では早産の割合が上昇しており、様々な研究がなされています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam/advpub/0/advpub_JJAM-2017-0041/_pdf/-char/ja

癌サバイバーの記事を拝読し、国民皆保険は恵まれていると感じました。
蚊への対策は、近年の温暖化に伴い、他人事ではないと思っています。数年前はデング熱が話題になりました。
麻疹は更に他人事ではありません。IDWRのリンクをシェア致します。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/656-disease-based/ma/measles/idsc/idwr-topic/8886-idwrc-1919.html

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CDCホームページ:https://www.cdc.gov/
バックナンバー:http://www.cdc.gov/mmwr/mmwr_wk/wk_pvol.html

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岩手医科大学 衛生学公衆衛生学講座
田鎖 愛理


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