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MMWR(2019年10月5日)

7 感染症 15 たばこ・アルコール・薬物中毒 5 トピックス 2019.10.07

CDC発刊のMMWRのハイライトをご報告申し上げます。

MMWR:October 4, 2019 / No. 39

URL:https://www.cdc.gov/mmwr/index2019.html

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1. 妊娠女性における出産入院時点でのオピオイド使用障害の有無とHCV感染の全国的傾向(米国、2000-2015年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6839a1.htm?s_cid=mm6839a1_e&deliveryName=USCDC_921-DM10135
出産時のHCV感染率は、出生1,000人あたり0.8(2000年)から4.1(2015年)に増加した。
このうち、オピオイド使用障害のある女性では87.4から216.9、ない女性では0.7から2.6へ増加していた。

2.中高生のフレーバーたばこ製品の使用(米国、2014-2018年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6839a2.htm?s_cid=mm6839a2_e&deliveryName=USCDC_921-DM10135
フレーバー付き電子タバコの使用は、高校生では2014-2018で、中学生では2015-2018で増加した。
フレーバー付き水タバコの使用は、2014-2018年に中高生で減少した。
他のフレーバー付きタバコ製品の使用は、高校生の間で減少したが、中学生の間では変わらなかった。

3. 公立学校の生徒におけるマリファナ使用の傾向と特徴(ワシントン州キング郡、2004-2016年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6839a3.htm?s_cid=mm6839a3_e&deliveryName=USCDC_921-DM10135
ワシントン州での成人向け小売マリファナ販売の2012年の合法化後、過去30日間のマリファナの使用は、6年生、8年生、10年生、および12年生のキング郡の学生の間で、2016年まで男女とも減少または横ばいであった。
アルコールや他の物質の使用は、マリファナの使用者では非使用者の4倍であった。

4. エボラウイルス高リスク地域における最前線の医療施設での感染予防および管理(IPC)に対する準備の評価(コンゴ民主共和国とウガンダ、2018年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6839a4.htm?s_cid=mm6839a4_e&deliveryName=USCDC_921-DM10135
IPC評価は、隣接するコンゴ民主共和国でのエボラ出血熱の発生が確認された直後に、ウガンダの4つの最前線の医療施設で実施された。
スクリーニング、隔離、および通知の慣行における空白を特定し、対処するための推奨事項が作成された。

5. 風疹および先天性風疹症候群の制御と排除に向けた進展(全世界、2000-2018年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6839a5.htm?s_cid=mm6839a5_e&deliveryName=USCDC_921-DM10135
194か国のうち168(87%)では風疹ワクチンにより乳児が保護され、81(42%)が風疹感染が排除状態にある。
低所得国が風疹を含むワクチンを導入し、公平性が高まっている。

6. 電子タバコの使用または吸入に関連した肺損傷の特性(米国の各州、2019年)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6839e1.htm?s_cid=mm6839e1_e&deliveryName=USCDC_921-DM10135
2019年9月24日現在で報告された805症例のうち、69%が男性で、全体の62%は18〜34歳であった。
電子タバコまたは蒸気を発する製品に使用される物質に関するデータを有する患者では、テトラヒドロカンナビノール(THC)を含む製品の使用が76.9%、不法THC製品の使用は36.0%であった。
また、56.8%がニコチン含有製品を使用していた(16.0%がニコチン製品のみを使用)。

7. 肺損傷に関連した電子タバコの使用または吸入(米国イリノイ州とウイスコンシン州、2019年4-9月)
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6839e2.htm?s_cid=mm6839e2_e&deliveryName=USCDC_921-DM10135
電子タバコの使用に関する対面調査がイリノイ州とウィスコンシン州の86人の患者で完了した。
THCを含む電子タバコ製品の使用は、その大部分が非公式の情報源から入手した事前充填カートリッジであり、患者の87%は罹患3ヵ月前に使用していた。

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(感想)
大島明先生、early releaseの情報提供等、誠に有難うございます。
今週は精神作用物質と感染症の2分野にまたがって、非常に多くの話題がありました。
ちなみに、「たばこ フレーバー」で検索すると、非常に多くの電子タバコ製品が出てきて、ぞっとします。

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CDCホームページ:https://www.cdc.gov/
バックナンバー:http://www.cdc.gov/mmwr/mmwr_wk/wk_pvol.html

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岩手医科大学 衛生学公衆衛生学講座
田鎖 愛理


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