| へき地医のための地域保健入門講座 | ||
| へき地医必須 シリーズ 「公衆衛生の基礎」 |
柳川 洋 | へき地診療所で第一線の保健医療活動に従事する医師が知らなければならない基礎的な公衆衛生の知識をシリーズとしてお届けすることにしました。へき地診療所に赴任した医師は、臨床医としての活動はもとより、幅広い保健予防活動においても指導的な役割を果たし、地域住民の健康水準の向上に努めることが求められています。 そのためには、まず行政機関の保健福祉部門に働きかけ、積極的な協力体制を組むとともに、保健師、看護師、栄養士、福祉関係職種など、さまざまな専門職種の方々とのチーム作りから始めなければなりません。さらに、各職種のチームワークのもとに、地域住民に働きかけ、保健予防活動に住民が主体的に参加するためのシステムを構築する必要があります。 本シリーズは、そのような活動を推進する上で欠かせない公衆衛生の基礎知識を、月2-3回のぺースでQ&A方式により簡潔にわかりやすく解説するとともに、必要に応じてさらに詳しい資料収集の情報源を提供するものです。 |
| 地域医療が担う地域保健 | 岩室 紳也 | へき地医療には公衆衛生活動が不可欠です。と実は偉そうに言えません。実は私自身がへき地にいる間は、あまり公衆衛生らしい活動が出来ていなかったからです。しかし、地域医療に関わっている医療関係者にこそ公衆衛生とはなにか、公衆衛生をどのようにとらえ、関わればいいかのヒントをつかんでいただければと思っています。 |
| 地域保健との連携 | 岩永 俊博 |
へき地医療、地域医療を効果的に進めていくためには行政との連携や協働、住民、あるいは地域で働くさまざまな専門家などとの協働は欠かせない要素といえるでしょう。私は、1979年から約10年間保健所で仕事をして、その後国立公衆衛生院、また現在のヘルスプロモーション研究センターと地域保健の現場と関わりにの深い立場で仕事をしてきました。そのような立場から、関わりのあり方や進め方について、問題提起やアイデアなどを提示させて頂きます。地域保健との関わりのヒントになればと思います。 |
| 地域の エンド・オブ・ライフケア |
島田 美喜 |
地域での看取りは高齢社会であるへき地での日常の一コマかもしれません。その一方で、住み慣れた地域から遠く離れ、老人福祉施設などで最期を迎える人々も増えています。高齢者世帯で介護力がないという要因もあろうかと思いますが、住み慣れた地域で、見慣れた顔の見える地域で最期を迎えたい、と思えるような地域のつながりが弱くなっていることも在宅死を遠ざけている要因となっていると在宅での看取りを続けている医師たちは発信しています。地域のつながりと最期を迎える生活(エンド・オブ・ライフケア)の関係を近年公衆衛生のキーワードとなっているソーシャルキャピタルの視点から見ていきたいと思います。 |
| 地域医療のための “実践!地域保健” |
安藤 実里 | へき地医療、地域医療を進めていく際に、行政の保健福祉分野をはじめ、さまざまな専門家や地域の住民との連携や協働が必要になってきます。しかし、実際には「そんな時、どこに声をかけたらいいのか?」「地域との連携は必要だとはわかるがどうしたらいいのだろう」や、声をかけてみたが思ったような反応が返ってこなかった、「一体、町の保健師や栄養士、福祉関係職種などは何をしているのか?」などの悩みを聞くこともあります。一方、同じような悩みを地域の側も医療側に持っていたりします。これらは、お互いを理解できていないことから生じている悩みや誤解であることも多いようです。 ここでは、へき地をはじめとする医療機関と地域が連携・協働している事例の紹介や、行政の保健福祉分野の職員や住民の活動の実際や課題、それらを解決するために当センターが開催しているセミナーの様子などを紹介し、地域の実際を知る手掛かりや、実際に関わるときのヒントを得ていただければと思います。 |
| ヘルスプロモーションで 栄養指導を変える! |
渡辺 志保 | へき地で効果的な活動を展開するためには、地域の貴重な人的資源である医師をはじめ、保健師、看護師、栄養士、福祉関係職種など、さまざまな専門職種が、同じ方向に向かって、地域の人たちのことを考え、それぞれの役割を発揮出来ることが大切です。そのためにヘルスプロモーションの考え方は、今後の地域医療の発展にとって大きな力になると考えています。 そこで、このシリーズでは,ヘルスプロモーションの視点をもって地域で活動を進めるとはどういうことかについて、具体的な栄養指導の場面を例にとって紹介していきたいと思います。 |
| 研究費獲得の戦略 | 柳川 洋 | 日頃、へき地医療の第一線でご活躍の皆様に、研究費獲得に役だつ資料「研究費獲得の戦略」をお届けします。 |
