リスクの低いギャンブルと有害なギャンブル

中尾敏之

紆余曲折がありつつもカジノ法案が進んでいますが、付いて回るのが「ギャンブル依存症」問題。

日本にはギャンブルとしてグレーゾーンの、パチンコ・パチスロ店が数多く存在します。

そしてパチンコ・パチスロ依存症患者は無視できないほど多く存在しています。

既に存在しているこの依存症問題を解決しないと、カジノ開業は先延ばしになるでしょう。

ところでギャンブル依存についてリスクの低いギャンブル、または依存性の高い有害なギャンブルはあるのでしょうか?

今回はリスクの低いギャンブルと有害なギャンブルを考えます。

ギャンブル依存になるリスクの低いギャンブルはある?

ギャンブル依存リスクの高いものは前述のとおりパチンコ・パチスロでしょう。

ならば逆にリスクの低いギャンブルはあるのでしょうか?

日本の公営ギャンブルは競馬・競輪・競艇・オートレース・宝くじがあります。

競馬・競輪・競艇・オートレースの依存のリスクは?

競馬・競輪・競艇・オートレースは「先着順を予想するギャンブル」として共通しています。

この中なら特に競馬の人気が高いですが、いずれもパチンコ・パチスロに比較すると依存度は低いでしょう。

例えばギャンブルが行える頻度です。

基本的にパチンコは365日、雨の日でも盆や正月でも関係なく毎日開店していますが、公営ギャンブルは毎日は行っていませんし雨なら中止になります。

時間が経てば経つほどギャンブルへの熱が冷める可能性も高くなります。

実際、公営ギャンブルの中毒者はパチンコ・パチスロよりも少ないです。

宝くじの依存のリスクは?
宝くじも、れっきとした公営ギャンブルです。日本で行うことが可能なギャンブルの中で、遊戯人口は最も多いです。

駅やショッピングモールの敷地内など、「宝くじ売り場」が点在しています。

パチンコ・パチスロ店と同じく基本的に毎日営業していて遊戯人口も非常に多いですが、こちらも依存のリスクは低いと思われます。

理由は還元率が非常に低いことです。

売り上げの一部を公共事業に充てているため、その分購入者への還元率が抑えられています。

競馬・競輪・競艇・オートレースの還元率が70~75%前後で、パチンコ・パチスロの還元率が90%前後といわれていますが、宝くじの還元率は40%前後です。

購入者も「当たる可能性は低い」と認識しているため、宝くじにハマる人は多くないでしょう。

まとめ
ギャンブル依存にはその人の性格なども関係するため、どのギャンブルが依存リスクが低いか高いかは一概にはいえません。

一般的に日本で遊戯可能なギャンブルで最も依存リスクが高いのは「パチンコ・パチスロ」で、最も低いのは「宝くじ」でしょう。